物の名前を言うだけで3Dプリンターが立体模型を出力、触って調べる物の形
横浜市立盲特別支援学校は、調べたいものの名前を言うだけで、3Dプリンタから立体模型が出力される「さわれる検索」システムを同校の図書館に1か月間設置すると発表。1月14日には、機器を使用した公開授業も行われる予定だ。
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「さわれる検索」システムは、Yahoo! が開発した、「検索」と「3Dプリンター」を融合させたコンセプトモデル。3Dデータは、事前に賛同を得た日産自動車、アマナイメージズ、東京スカイツリーからも一部提供されており、システムに触りたい物を呼びかけると、音声検索で3Dデータをみつけ、立体物として出力される。
希望したものが見つからなかったときは、「さわれる検索」サイトやYahoo! JAPANの広告をつかって募集を掲載し、ユーザーから3Dデータを集めることができ、その後データをマシンへ取り込み、盲学校の子どもたちへ届けるという。
今回、横浜市立盲特別支援学校は、筑波大学附属視覚特別支援学校に寄贈された「さわれる検索」システムを、約1か月間借り受ける。目の不自由な子どもたちが3Dでものの形を調べることができる「さわれる検索」システムが加わることで、今後より高い学習効果が期待される。
なお同校では、「さわれる検索」システムを使った公開授業を1月14日に開催する。
《水野こずえ》
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