インテルとマイクロソフト、母子健康手帳の電子化を支援
インテルとマイクロソフトは1月24日、「電子母子健康手帳標準化委員会」に参画し、技術支援や製品・サービスの提供を行うと発表した。インテルAtomプロセッサー・ベースのWindows タブレットを採用し、電子母子健康手帳の標準化を推進する。
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電子母子健康手帳標準化委員会は1月24日に設立。電子母子健康手帳の全国への普及と海外支援を図るため、企業や団体と連携して活動を行う。同委員会は、電子母子健康手帳の提供基盤として、マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure」、アプリケーションの開発環境として、インテルAtomプロセッサー・ベースのWindowsタブレットを採用し、実証研究などに取り組む。
亀田総合病院で行う実証研究では、インテルAtomプロセッサー・ベースのWindowsタブレットを妊産婦が利用し、研究に参加する。電子母子健康手帳アプリは、ミトラが開発した「Mamaのーと」を採用し、インテルと日本マイクロソフトが開発の技術支援を行う。
同委員会では、実証研究で収集するデータなどを活用・分析することにより、将来的には、医療機関やデータセンターの電子カルテや予防接種管理システムなどと電子母子健康手帳を連携させる。そして、タブレットのカメラアプリでワクチンのバーコードを読み取るだけで電子母子健康手帳と電子カルテに即時登録できるようにするなど、妊産婦と医療機関の手間を省き、より安全性を高めるための、より高度な活用にも取り組む。
インテルと日本マイクロソフトは、電子母子健康手帳標準化委員会と連携することで、最新テクノロジを活用した健康管理の提案と、より安心・安全な出産・育児環境の構築に貢献していきたいとしている。
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