【高校受験2014】神奈川公立高校入試<数学>講評…難化
神奈川県公立高等学校の入学者選抜が開始された。神奈川県内で多数の塾を展開する湘南ゼミナールの協力を得て、2月14日に実施された学力検査より「数学」の講評を速報する。
教育・受験
受験
advertisement

◆<数学>講評(湘南ゼミナール提供)
例年通りの出題ではあるが、発展問題が昨年より多く出題されており、全体的には難化といえる。また、問5では、今まで神奈川の共通入試で出題のなかった、連立方程式の応用が新たに出題された。問題文は長く、正しい解を導くまでの過程も問われている。正確に内容を理解し、迅速に処理する能力が求められ、苦戦した受験生も多いだろう。
問4の確率、問6の空間図形は特に難しかった。問4の確率は例年、与えられた条件を理解し処理する力を問う内容が多かったが、今年は特に整数に関する知識を重点的に出題された。また、問6の空間図形では、総合的な空間把握能力を問う出題となっている。空間図形から平面図形を正確に取り出す力があることが前提で、かつ、計算の過程で数値が煩雑になりがちなので、計算力も要求される。
今後は、定期試験で出題されるような教科書の巻末にある問題などを中心に取り組み、総合的な実践形式の応用問題に数多く触れておく必要がある。
問題と正答については、現在、東京新聞「2014年首都圏公立高校入試」サイトにて閲覧することができる。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement