国立教育政策研究所、小中学校・理科の指導事例集を公開
国立教育政策研究所は、全国学力・学習状況調査の結果を踏まえた、理科の観察・実験に関する指導事例集を作成。各都道府県教育委員会、各市町村教育委員会に送付した。
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平成24年度全国学力・学習状況調査では、小中学校ともに理科において「観察・実験の結果などを整理・分析した上で、解釈・考察し、説明すること」などに課題が見られたという。同研究所では、それらの結果を受け、教育委員会主催の研修会等で活用してもらうことを目的に、観察・実験に関する指導事例を映像資料(DVD)とテキスト資料にまとめた。
小学校については、理科の観察・実験の操作において、児童の「安全面」と「基本的な操作」の2つの側面から見たつまずきについて、指導事例を示している。映像資料では、3~6年生まで、観察・実験の操作で見られた特徴的なつまずきについて、各学年3単元ずつ事例を紹介。テキスト資料では、映像資料の各事例に対応し、それを補足。各単元の狙い・評価規準・単元計画、つまずきに対する指導の手立てなどについて説明している。
中学校については、理科の観察・実験を通じて、生徒の科学的な思考力や表現力などの育成に重点を置いた指導事例を示している。映像資料では、全国学力・学習状況調査における課題等を踏まえて、第1分野と第2分野において3事例ずつ、合計6事例(各学年2事例ずつ)を掲載。テキスト資料では、映像資料の各事例に対応し、それを補足しているほか、各事例における単元の目標・評価規準・指導計画などについて説明している。
なお、同データは国立教育政策研究所ホームページでも、PDFファイルとして公開されている。
《水野こずえ》
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