かんぽ生命が新学資保険を発表、戻り率・貯蓄性・出生前加入制度に注力
かんぽ生命保険は、4月2日から全国で発売する学資保険「はじめのかんぽ」の発表会を3月17日に開催。従来商品に比べ高い戻り率(受取総額 - 払込保険料総額)を実現し、貯蓄性を求める市場のニーズに合わせたという。
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同社従来商品の戻り率は、同様のプランで99.9%(18歳まで払込み)であったのと比べると、新商品は戻り率がアップした。これは、死亡保障を既払保険料相当額にするなど保障を抑制することで実現。また、新たに12歳までに保険料を払い込むタイプを設定することで、より高い戻り率を求めることも可能にしている。
子どもが12歳までに払い込むメリットについて、広報部の阪本秀一部長は「早期に払い込む分、戻り率も高くなりますし、たとえばお子様が私立の中学に入学すると教育費が高くなりますので、それまでに払い込みを済ませたいお客様のニーズがあると思います」とコメント。
学資金の支払いに関しても、学資金の準備目的に応じて3つのコースを設定。大学入学時に満期となる「18歳満期」、小、中、高とそれぞれの入学時に学資祝金がある「学資祝金付き18歳満期」、大学4年間で4回の学資祝金が支払われる「学資祝金付き21歳満期」の3つのコースが用意された。
設定された3つのコースについて、阪本氏は「学資保険を利用されるお客様は、1つのコースだけではなく2つのコースを組み合わせるパターンになると思います。コースが増えることで、お客様がそれぞれのニーズに合わせて保険を組み合わせやすいようになったと思います」と話した。
新商品発表会では、CMキャラクターの井ノ原快彦さんが登場して新商品をアピール。同社の石井雅実社長も「学資保険は1971年にかんぽ生命が開発して看板商品として歴史を作ってきました。今回、10年ぶりの新商品で、我々としては待望の商品ということで、力を入れて取り組んでいきたい」と意気込みを示した。
なお、CMの放送開始は3月21日。「はじめのかんぽ」は、4月2日から全国で発売され、発売に伴うプレゼントキャンペーンを4月2日~5月30日まで実施する。
《椿山和雄》
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