京大「特色入試」概要を発表、医学部で飛び入学…平成28年度から
京都大学は3月26日、平成28年度から導入する「特色入試」の概要を発表した。全10学部で約110名を募集し、提出書類や論文、面接などから総合的に合格者を選抜する。医学部では国内の大学では初めて、飛び入学を導入する。
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特色入試は、総合力や高い志を評価し、各学部にふさわしい学力と意欲を備えた生徒を選抜するための新しい入試方法。「高校での学修における行動と成果」「各学部のカリキュラムや教育コースへの適合力」について、総合的に評価して選抜するとしている。
具体的には、高校在学中の顕著な活動歴を記した「学業活動報告書」、高校から大学までの学びや卒業後の仕事などについて志願者が作成する「学びの設計書」などから書類審査を実施。さらに大学入試センター試験の成績、学部ごとの能力測定考査、論文試験、面接試験、口頭試問などを総合して、合格者を決定する。大学入試センター試験の成績は、基礎学力を把握するために利用するという。
医学部医学科で実施する飛び入学は、国際科学オリンピック(数学・物理・化学・生物)日本代表として世界大会に出場した平成29年3月卒業見込みの高校2年生が対象となる。
特色入試の募集人員は、経済学部25名、法学部20名など、全10学部で計110名ほど。全学部の総定員(約2,900名)の4%程度。選抜方法や基準、出願期間、選考日などは、学部によって異なる。詳細については、平成27年7月ごろに公表する募集要項に記載される。
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