本を読まない子ども減少、中高生の理由は「時間がない」…東京都教委
東京都教育委員会は3月27日、「平成25年度児童・生徒の読書状況調査結果」などを公表した。読書活動推進に取り組む学校が増えた影響もあり、本を読まない児童・生徒の割合は減少した。中学3年生から高校生が本を読まない理由は、4割以上が「時間がない」だった。
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調査は、東京都の読書活動の現状を把握し、今後の施策に活用するため、2013年8~9月に実施。児童・生徒のほか、学校、区市町村教育委員会、区市町村立図書館も対象とした。
1か月の間に1冊も本を読まなかった児童・生徒の割合を指す「未読者率」は、小学1年生から高校2年生までの全学年で平成23年度の前回調査時より減少した。「第二次東京都子供読書活動推進計画」では、平成19年度の未読者率から半減させることを目標に掲げている。目標値達成は、小1、小2、小3、中1にとどまったものの、おおむね目標値に近い数値にまで減少した。
ただ、高校3年生に限っては、平成19年度の49.5%、平成23年度の48.1%から、平成25年度は51.5%に未読者率が上昇。目標値(24.75%)からは、かけ離れた結果となった。都教委では、都立高校2年生の未読者率について、学校別の数値も公表。全日制では、1.9%(武蔵村山)から69.3%(荒川商業)までと大きな開きがあった。
本を読まなかった理由については、小学生から中学2年生が「読みたい本がない」「本に興味がない」という回答が多かった一方、中学3年生から高校生は4割以上が「時間がない」と回答。未読者は、「本を読んでもらったことがある」「本を読んであげたことがある」「一緒に図書館や書店に行く」「本の話をする」などの体験が少ない傾向にあった。
都教委では「小中学生には『読みたい本』との出合いや読書への動機付け、中学3年生以上には本を読むための時間の確保が必要。家庭や地域における読書環境の整備や啓発も必要」と分析している。
一方、学校現場では、教育課程の「指導の重点」に読書活動を明記し、学校全体で読書活動推進に取り組もうとする学校が増加。教育課程の「指導の重点」に読書活動を明記した小学校は90.5%、中学校は84.8%、高校は74.7%を占めた。特に高校では、平成21年度の11.3%から大幅な改善がみられた。
都教委では、引き続き取り組みを推進するため、平成26年度中に「第三次東京都子供読書活動推進計画」を策定する。
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