優良防犯ブザー推奨規定、全国防犯協会連合が一部改正
国民生活センターが昨年9月より業界団体へ改善を求めていた、防犯ブザーの電池切れや故障に関して、全国防犯協会連合が優良防犯ブザー推奨規定の一部を改正。4月1日より順次実施していく。
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全国防犯協会連合は防犯思想・知識の普及などの活動をしており、優良防犯ブザーの推奨制度も行っている。同センターでは落下衝撃でブザーが鳴らなくなったなどの「携帯防犯ブザー」の故障に関する相談を受け、優良防犯ブザーの耐落下衝撃などのテストを実施。昨年9月に結果を公表し、消費者へ注意喚起を行うとともに業界・事業者に対して改善を要望していた。
全国防犯協会連合が実施する規定の改正は、(1)新規に推奨を受ける際の公的試験機関における試験の検体個数を2個から3個に改める。(2)申請者が任意に行っておいた検体の選択を、協会が送付された10個の中から任意に3個選択する。(3)新規に推奨を受ける際に義務付けている公的試験機関での性能試験を、3年ごとの更新の際にも義務付け(検体は2個)、試験成績証明書の提出を求める。(4)推奨の取消事由に「推奨基準に該当しなくなったとき」を加える。以上の4点。
また、協会によると、防水性能の有無などは直接審査の対象にしていないが、防水性能を謳って販売する場合は公的機関における試験を受けるよう、申請者に協力を求めるとしている。
《黄金崎綾乃》
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