【EDIX2014】幅広い分野で教育コンテンツを提供、小学館集英社プロダクション
5月21日に開幕した教育ITソリューションEXPO(EDIX)に出展している小学館集英社プロダクションは、未来型リビング学習「テレビドラゼミ」、幼児・小学生対象の英語教育サービスなどを紹介している。
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
出展の目的は、これまで家庭向けに提供してきた教材やサービスの販路拡大だ。長年蓄積してきた同社のコンテンツ制作・開発スキルは、家庭だけでなく、幼児教育や学童保育、塾・予備校などでも活用できるのではないかと提案する。
既にサービスが開始している「テレビドラゼミ」は、既存の通信教育サービス「ドラゼミ」に関西の中学受験塾「浜学園」の映像授業を組み合わせたサービス。ドラゼミが提供する通信教育と、浜学園の映像授業を組み合わせることで、デジタルとアナログの良さを生かした、未来型の学習スタイルを提案している。
乳児~小学生用の教育アプリサービスでは、学びながら楽しく学べる保育・知育・教育アプリシリーズ「エデュプリ」を展示。スマートフォンやタブレットにダウンロードすることで自由に持ち運びができるコンテンツだ。
外出先やすきま時間に、子どもが楽しめるだけでなく学べるものがいい、そんな思いで開発されたコンテンツ群は、パパ、ママたちに好評だという。
2011年から19タイトルをリリースし、4月時点で170万ダウンロードを突破。なかでも「おえかきドラキッズ」は、2012年のキッズデザイン賞を受賞。指で線を引くだけで絵が書けるので、まだクレヨンや鉛筆を使うことが難しい乳児でも絵を描くことができる。思い通りの表現が、形になって目の前に現れることで、想像活動が活発化し、イメージを豊かにするという。
英語教育教材としては、幼稚園や保育園での英語活動向けにコンテンツを配信するShoPro Cyber Kids を提案。英語を幼児のうちから習わせたいという保護者は増えているが、英語は週に1回程度のお稽古ごとで触れるくらいではなかなか身に付かない。かといって毎日通わせるのは時間的にも金銭的にも難しいこともあるだろう。
ShoPro Cyber Kids は、iPadに毎月配信されるコンテンツをテレビにつないで、子どもたちに画面を見せながら、毎日5~10分英語に触れることができる英語学習のソフトだ。
歌、クイズ、お話など、さまざまなメニューがあり、簡単な操作で英語のレッスンを受けることができる。画面をタッチすれば正しい発音が流れてくるので、保育士や先生が英語ができなくても、子どもたちはネイティブの音声に毎日触れることができる。保護者にも好評で、「家で自然と英語を口にするようになった」という報告も多数あがっているという。
生活指導プログラムでは、生きる力を形成するプログラムとして、心・技・体に知を加えた「新・こころのトレーニング」「わくわく仕事ワーク」「体つくりトレーニング」「まなびドリル」といった各種コンテンツが展示されている。矯正教育施設での利用だけでなく、うつや不登校、ひきこもりなどの問題を抱えた教育現場や、特別支援教育、企業でも活用されているという。
江戸文化歴史検定は今年11月2日に第9回目が実施される。江戸文化歴史検定は、改めて江戸の文化や歴史を学ぶことで、先人が作り出した素晴らしい日本の文化を未来に伝えていくことが目的。2020年の東京オリンピックに向けて急速にグローバル化が進む日本だが、英語教育と並行して、日本文化を学ぶことも文部科学省が力を入れているところ。展示ブースでは、過去問にチャレンジすることができるので、ぜひこの機会に江戸文化を学んでみてはどうだろうか。
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