教員採用、初の市町独自実施で9倍の人気…大阪府豊能地区

 政令指定都市以外の市町として全国で初めて、独自の教員採用試験を行う「大阪府豊能地区教職員人事協議会」は6月10日、平成27年度の志願者数(速報値)を公表した。約120人の採用枠に1,079人が応募し、9.0倍の高倍率となった。

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校種等・選考区分別の志願者数
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 政令指定都市以外の市町として全国で初めて、独自の教員採用試験を行う「大阪府豊能地区教職員人事協議会」は6月10日、平成27年度の志願者数(速報値)を公表した。約120人の採用枠に1,079人が応募し、9.0倍の高倍率となった。

 同協議会は、大阪府北部の3市2町(豊中市・池田市・箕面市・豊能町・能勢町)が大阪府から教職員人事権の移譲を受け、平成24年4月に発足。独自の教員採用選考をはじめ、校長公募、教職員の広域人事交流などを行っている。

 平成27年度公立小中学校教員採用選考テストは、政令指定都市以外では全国初となる市町による教員採用試験。平成26年度までの2年間は大阪府教育委員会と合同で実施してきたが、平成27年度からは大阪府教委とは別に単独で実施する。

 採用予定数は、小学校が約80人、中学校が約40人、養護教諭が若干名。これに対して、志願者数(速報値)は、中学校が503人で、倍率が12.6倍に達したほか、小学校も517人、6.5倍。このうち、60人が小中併願だった。養護教諭の志願者数は59人。全体では、約120人の採用枠に1,079人が志願し、9.0倍の高倍率となった。

 7月に第1次選考、8月中旬~9月中旬に第2次選考が実施され、10月15日に結果が発表される予定。

《奥山直美》

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