半数近くの就活生が「学歴」「容姿」等で不当な選考を経験
半数近くの学生が就職活動に不当な選考をされたと感じており、26.9%は「学歴」、15.0%は「容姿」が原因であると回答していることが、日本労働組合総連合会が6月12日に発表した「就職活動に関する調査」より明らかになった。
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同調査は、20歳~25歳の男女で、就職活動の経験がある最終学年の大学生・大学院生または、この4月に就職した社会人1年生を対象にインターネットで実施。サンプル数は1,000(就活生:男性250名・女性250名、社会人1年生:男性250名・女性250名)。調査期間は4月28日~5月7日の10日間。
就職活動中にどんな不安を抱いているか(いたか)聞いたところ、最多は「どこにも就職できないかも」69.0%、ついで「ブラック企業に就職してしまうかも」41.7%、「周りの友人などと比べて自分は努力していないのではないか」34.9%、「自分は価値のない人間なのではないか」33.3%、「やりたい仕事が見つけられなかったらどうしよう」31.8%となった。
男女別にみると、女性は男性より「周りの友人などと比べて、自分は努力していないのではないか」(女性44.2%、男性25.6%)や、「自分は価値のない人間なのではないか」(女性44.2%、男性22.4%)などが高かった。
また、調査時点で内定がない学生は、内定がある学生に比べて「どこにも就職できないかも」(内定なし77.7%、あり54.4%)や、「周りの友人などと比べて、自分は努力していないのではないか」(内定なし41.8%、あり29.4%)のほか、「親の期待に応えられないかも」(内定なし28.6%、あり15.4%)などが高かった。
就職活動で「不当な選考をされた」と感じたことは、「学歴」26.9%、「容姿」15.0%、「コネ」9.4%の順に多かった。何らかの不当な選考をされたと感じた割合は45.8%にのぼる。女性は男性より「容姿」(女性18.2%、男性11.8%)や「性別」(女性10.6%、男性4.4%)が高かった。
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