「直接言うより携帯やメール」小中学生の4割…内閣府調査

 「直接だと言えないことも携帯電話やメールだと言える」と考える小中学生が4割を超えることが、内閣府が実施した調査結果から明らかになった。この傾向は、男子より女子の方が強く、女子中学生では過半数に上った。

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直接だと言えないことも携帯電話やメールなら言えると思う
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 「直接だと言えないことも携帯電話やメールだと言える」と考える小中学生が4割を超えることが、内閣府が実施した調査結果から明らかになった。この傾向は、男子より女子の方が強く、女子中学生では過半数に上った。

 調査は2月、平成25年4月1日現在で満9歳~14歳の小中学生2,000人を対象に個別面接聴取法で実施。1,404人から回答を得た。

 「直接だと言えないことも携帯電話やメールだと言えると思う」と回答した小学生は39.2%、中学生46.9%。男子より女子の割合が高く、女子中学生では50.6%に上った。平成18年の前回調査との比較では、中学生は微増にとどまったが、小学生は倍増していた。

 「自分に自信がある」と考えているのは、小学生59.4%に対し、中学生は39.2%。「自分に自信がない」という回答は、男子より女子に多く、女子中学生では73.8%に達した。ただ、「自分に自信がある」という回答は、前回調査より小中学生ともに10ポイント以上増えていた。

 「ほっとできる場所」は、全体の88.6%が「家」と回答。家庭生活は、「楽しい」が99.0%を占めた。家庭の様子では、「家族でおしゃべりをする」98.1%、「家族で買い物や食事にでかける」92.1%、「家族で社会の出来事について話す」74.7%で、いずれも前回調査より上昇した。

 一方、学校生活に対しては、96.7%が「楽しい」と回答。具体的には、「友達との関係がうまくいっている」97.5%、「先生との関係がうまくいっている」92.5%、「学校の授業がよくわかっている」92.4%。いずれも前回調査を上回った。

《奥山直美》

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