近畿大、約400億円を投じた大規模整備計画「超近大プロジェクト」始動…2020年完成
近畿大学(大阪府東大阪市)は、約400億円を投じた、東大阪キャンパスの大規模整備計画「超近大プロジェクト」を始動。新たなシンボルとなるタワー棟、新校舎および新図書館などを建設、2020年の完成を目指す。
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
同プロジェクトでは、地上11階・高さ57メートルの新たな近大のシンボルとなるタワー棟をはじめ、法学部、文芸学部、外国語・国際系学部(名称未定)の3学部の新校舎および従来の機能を一新した図書館などを建設する。新図書館は、小部屋「実学セル」を25か所ほどランダムに配置。学生は自由に語り、学び、情報を発信する。実学セルは図書館の機能を持ち、それぞれの合計で6万冊のKEY BOOK(本のセレクトショップに置いてあるような洗練された本)を用意し、学生の知的好奇心をかき立てるという。
さらに、グローバル機能を集約した「インターナショナルフィールド」、日本最大規模の座席数を備え、24時間対応の自習室が核となる「ナレッジフィールド」、社会の窓口となる機能(産学連携・就職支援・卒業生・地域)に特化した「オープン・キャリアフィールド」、学生・教職員の交流の場となる食堂・カフェ・ラウンジ「アメニティフィールド」、といった4つの「フィールド」を創出する。
同整備計画では、編集工学研究所の松岡正剛所長がスーパーバイザーとして、大学の概念に囚われない斬新なアイデアで、計画に参画する。同大学も松岡氏と協働し、これまでにないキャンパス作りを「近大は近大を超える!」をキャッチフレーズとし、「超近大プロジェクト」を推進。2025年に迎える大学創立100周年を見据え、日本でも屈指の教育・研究環境を誇るキャンパスを目指す。
《水野こずえ》
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