東京工科大、慶應 村井純教授のMOOCで反転学習
東京工科大学は、大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイト「gacco(ガッコ)」で2014年5月に開講された、慶應義塾大学 村井純教授による「インターネット」講座を、コンピュータサイエンス学部の授業で採用すると発表した。
教育ICT
インターネット
advertisement

東京工科大学コンピュータサイエンス学部では、日本初の試みとして、同講座を大学2年生を対象とした授業「インターネット」の教材として採用。基礎的な学習を事前に「gacco」で予習し、大学の教室ではディスカッション等の発展的な学習を対話的に行うことによって、学習効果を高める、いわゆる反転学習を行う予定だ。学習意欲の高い学生は授業の単位取得とは別に「gacco」の修了証を取得することもできるという。
村井教授は、「日本のインターネットの父」とも呼ばれる情報工学者。同教授の「インターネット」講座は、約1万8,000名が受講登録し、受講者の満足度は97%に達したという。同講座を新入社員等に受講奨励するIT企業も数社出るなど、高い評価を得ている。東京工科大学で授業を担当する教員は「日本のインターネットを作り上げた村井先生本人が語る教材を活用することで、学生の興味・関心が高まることを期待している」と語る。
東京工科大学では、今回の試みを通して、学生が自主的な学び「アクティブラーニング」の重要性を認識し、学び方のパラダイムシフトなど、学生の学習全般によりよい効果をもたらすことを期待しているという。
《水野こずえ》
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement