【全国学力テスト】北海道教委が市町村別に初めて概要を公表
北海道教育委員会は11月25日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)北海道版結果報告書を公表した。同教委は今回初めて市町村別に概要を公表。公表に同意したのは道内179市町村のうち86市町村で、教科全体の状況や児童質問用紙調査などを分析した。
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報告書は今年4月に小学6年生、中学3年生を対象に実施した全国学力テストの結果を分析したもの。同教育委員会は平成23年に、「平成26年度の全国調査までに全国平均以上」という目標を設定していたが、達成できたのは全国平均正答率と同率だった中学国語Aのみだった。
学校の平均正答率のばらつきをみると、小学校、中学校ともに応用力を問うB問題で差が開いた。小学校国語Bは、全国平均以上の学校は全体の34.3%に対し、全国平均以下の学校は65.7%。小学校算数Bでも、全国平均以上の学校は34.7%、平均以下の学校は65.3%あった。中学校国語Bは、全国平均以下の学校は60.0%、数学Bで全国平均以下の学校は52.5%あった。
また、管内別の平均正答率のばらつきをみると、もっとも差が出たのは小学校算数Bだった。小学校算数B(全国平均正答率58.2%)の平均正答率が管内でもっとも高いのは留萌管内で57.2%。もっとも低かった日高管内は47.5%で、留萌管内とは9.7ポイントの差になった。
中学数学Bでは、石狩管内の平均正答率が全国平均を1.9ポイント上回る61.7%でもっとも高い結果になった。もっとも低かったのは宗谷管内の52.4%で、石狩管内との差は9.3ポイントの差があった。
そのほか今回は14の管内、86の市町村ごとに教科全体の状況、分析、学力向上策を掲載。札幌市の小学校の状況をみると、学校質問調査で「朝の読書」を週に2回以上行った学校の割合が96.5%と、全道平均67.2%、全国平均61.1%を大きく上回った。
北海道教育長は今回の結果に、全体の平均正答率は全国平均に近づき一定の成果は見られるが、全国平均を下回っている市町村・学校が多いこと、管内のばらつきが十分に改善されていない課題があるとコメント。
改善策として、各管内で一層の学力向上が望まれる地域や学校を支援地域・拠点校として指定し、授業改善の指導を行っている専門家を派遣。学力向上等に成果を上げている市町村や学校の取組みを共有できる「北海道の子どもたちの学力を考える会」を開催し、地域や保護者が一体となって学力向上の機運を高めるなど、新規または拡充事業を行っていく。
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