医療従事者の3割がノロウイルスに感染、予防方法は「毎日の手洗い」
内科・小児科で勤務している医療従事者の3割以上が、ノロウイルスと思われる感染性胃腸炎に感染した経験があり、5人に1人が二次感染と疑われる感染性胃腸炎を患っていたことがわかった。
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
調査は森永乳業が、ノロウイルスに関する実態と予防の意識を明らかにするために、全国の内科・小児科に勤務する医療従事者100名を対象として11月8日にインターネットで行われた。
過去にノロウイルスと思われる感染性胃腸炎にかかったことがあると回答した医療従事者は37.0%で3人に1人よりも多かった。
そのうち二次感染と疑われることがある人は59.5%で、医療従事者のうち22%が二次感染と疑われる感染性胃腸炎にかかった経験があった。
家庭で「ノロウイルス対策をしている」と回答したのは42.0%。行っている対策については、「毎日の石けんを使った手洗い」を実践しているが95.2%だった。予防対策で半数を超えた意見は、順に「バランスの取れた食事」59.5%、「食品の十分な加熱」57.1%、「十分な睡眠」52.4%、「次亜塩素酸の常備」50.0%となった。
「次亜塩素酸の常備」や、その他の「周辺のノロウイルス発生状況を把握している」40.5%、「嘔吐物の処理セットを持っている」2.4%といった回答は医療従事者らしい対策の取り方と言えそうだが、手洗い・食事・睡眠といった基本的な生活習慣をしっかり行うことが感染症への有効な対策になると医療従事者は考えているようだ。
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