子どもの未来ために先生を応援…EDUPEDIA住吉翔太さん、栗田一輝さん
「先生のための教育事典」EDUPEDIA創設メンバーの住吉翔太さんと栗田一輝さんに、同サイト立ち上げまでの軌跡と今後の展望、今の日本の教育に対して抱いている問題などを聞いた。
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EDUPEDIA創設メンバーの住吉翔太さんと栗田一輝さんに、同サイト立ち上げまでの軌跡と今後の展望、今の日本の教育に対して抱いている問題意識などを聞いた。
住吉さんは大手広告会社に勤務しながらEDUPEDIAを立ち上げ、現在も運営に携わる。「教育分野ではいわゆる商業メディアの論理だけではメディアやコンテンツが育たない。マネタイズを第一目的とはせずに、いつでもだれでも無料で教育情報にアクセスできる環境整備、価値の最大化を第一目的としている」と語る。
栗田さんは学生時代から同サイトに参画し、現在は横浜市の小学校で教員として勤務しながらサイト運営に携わっている。EDUPEDIAの立ち上げメンバーとして参画したのは大学1年時。「自分以外は皆社会人でした。でも逆に、人生が変わるとの想いで参画しました。あまりの大変さに、一度はハワイに逃亡したのですが」と当時を振り返り笑う。
--EDUPEDIA立ち上げのきっかけは何だったのでしょうか。
住吉さん:2008年に、神戸のある教員の方と意気投合し立ち上げました。「孤軍奮闘する先生たちが少しでも楽になる情報環境を作りたい」というその先生の想いと、「Webの価値を教育分野に活かせないか」と考えていた自分たちが、あるご縁で出会い、サービスを立ち上げることになりました。
なぜ「先生たちが楽になる情報環境」が必要だったかというと、先生はいわば新卒の段階からいきなり経営者のような孤独な環境にいると思うんです。民間企業で働く人間は、先輩から叱られながらも仕事を教わることができるのに対して、教室では先生が別々に働いていて、教え合ったり、助け合ったりすることが少ない。親のクレームや学級崩壊への対応も個人であったり、隣のクラスと同じ資料を別々に作っていたりという無駄も散見される。結果、とにかく忙しい。
また、そんな先生方へ教育実践に関する情報は主に書籍という形で提供されていますが、必要な情報を得るまでに離脱してしまう人も多いと思っていて。役に立つ情報が必要な人にいつでもどこでも届けられるよう、Webという形式を選びました。
《北原梨津子》
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