ASDの子どもの社会性向上や発達にビデオゲームが有効か…米大学調査
米大学の研究者が、ASD(自閉症などの発達障害)の子どもたちの社会性向上や発育の助けとして、ビデオゲームが有効かもしれないという研究結果を発表しました。
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ペンシルバニア州立大学パーク校アシスタント・プロフェッサーのErinn Finke氏とBenjamin Hickerson氏が行った調査では、8歳から12歳のASDの子供を持つ家族152組へのオンライン調査で、ビデオゲームを許容している家庭の子供は、社会性や運動神経、思考能力に良い結果が見られたそうです。ASDの子供たちはビデオゲームを通じて他の子供たちと興味を共有することができ、有意義な関係性を築く助けになっていることが関係しているようです。
調査した家族は、子供たちがビデオゲームに関心を持っていることや、集中したりモチベーションを保つことが良い結果を生むということを認識しており、遊びの中の有意義な活動が子供たちを引っ張っていったのだとHickerson氏は語っています。
ASDの子供たちの関係性を築くツールとして、ビデオゲームの持つ可能性が期待されそうです。
ASDの子供たちと外をつなぐビデオゲーム―米大学調査が示す可能性
《Daisuke Sato》
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