都道府県別の自転車保有率ランキング…1位と最下位で30%の開き

 引越し比較・予約サイトを運営する引越し侍が、全国の同サイト利用者を対象とした自転車の保有率ランキングを公開した。都道府県別の保有率1位は学生の街、京都。暑さの厳しい沖縄が最下位となった。

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自転車保有率Top10
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 引越し比較・予約サイトを運営する引越し侍が、全国の同サイト利用者を対象とした自転車の保有率ランキングを公開した。都道府県別の保有率1位は学生の街、京都。暑さの厳しい沖縄が最下位となった。

 もっとも自転車を持っている都道府県となった京都府では、保有率が44.5%だった。京都は大学が多いことから学生が多く、平坦な土地も多いことから、手軽な移動手段として自転車が選ばれているとみられる。なお、単身者の保有率でも1位となっている。

 保有率2位は大阪府で43.6%。家族世帯の保有率ではトップになった。大阪では雨天時でも走れるようにハンドル部分に傘を固定する器具が広く使われており、自転車は身近な存在であるという。

 3位は県土に占める平地の割合が高い埼玉県で43.5%。比較的平坦な土地が多く自転車が走行しやすい地形を持つ都道府県がランキングの上位を占めた。

 一方、もっとも保有率が低かったのは沖縄県で、13.7%となった。日差しが強く湿度も高いため、自転車に乗るには厳しい気候であることが考えられる。また、歩道の整備状況が悪く、公共交通機関が発達していないため車を使用する人が多いことも、保有率の低さに関係しているとみられる。

 次に保有率の低かったのは長崎県で15.2%。坂や細い路地が多く、石畳の道も比較的多いことが自転車を走らせにくい原因となっているようだ。保有率の全国平均は36.5%であることから、下位の沖縄県と長崎県は特に自転車を持つ人が少ないことがわかる。

 調査は、2014年に同社サイトを利用し実際に引越しをした人を対象としたインターネットアンケート約16万サンプルを集計。自転車が引越しの荷物として含まれた人の割合を集計しているため、実際の保有率はもっと高くなるという。

自転車の保有率ランキング トップ10
1位 京都府(44.5%)
2位 大阪府(43.6%)
3位 埼玉県(43.5%)
4位 香川県(42.9%)
5位 高知県(40.9%)
6位 愛媛県(39.6%)
7位 徳島県(39.5%)
8位 東京都(39.4%)
9位 千葉県(38.9%)
10位 岡山県(38.7%)

《勝田綾》

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