【教育ICT調査1】私立中高一貫校教員の約8割がICT活用、約3割がほぼ毎日

 マナビとミライが、都内の私立中高一貫校の協力を得て実施した「ICT利活用」に関する調査結果から、ICTを利用する先生は81%で、約3割が毎日もしくはほぼ毎日利用。さらにICT利用による効果を多くの先生が感じていることがわかった。

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授業でICTを利用する頻度
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 マナビとミライが、都内の私立中高一貫校の協力を得て実施した「ICT利活用」に関する調査結果から、ICTを利用している先生は約8割で、約3割が毎日もしくはほぼ毎日利用。さらにICT利用による効果を多くの先生が感じていることがわかった。

 調査は、2015年3月2日(月)から11日(水)の期間に実施し、都内の私立中高一貫校の27校の教職員(教諭/助教諭、講師(非常勤含む)、校長、副校長、教頭など)計154名(男性111名、女性43名)より回答を得た。

 担当授業でICTを利用する頻度は「毎回使う」17%、「ほぼ毎回使う」11%と3割近い先生が多い頻度で利用している。「必要なときに使う」50%を合わせると78%が担当授業でICTを利用していることがわかった。

 ICT利用の効果については、「授業をわかりやすく説明できるようになった」(56%)、「生徒の学習態度が改善した」(47%)が多かった。また、「生徒同士の意見交換が積極的になった」(23%)、「生徒と教員のコミュニケーションが活発化した」(23%)とコミュニケーションにおいて効果を感じている先生もいることがわかった。なお、「効果を感じていない」先生は3%に留まった。

 「マナビとミライ」ではこのほか、「普通教室で利用可能な設備」「取り組んだことのある授業形態」の調査結果や、「ICT利用により具体的に効果を感じた事例」についても紹介している。

◆マナビとミライ
 NTT東日本が運営する教育情報サイト。多数の中高一貫校を紹介し、親子で進路を考えるのに役立つ情報を提供している。

《田村麻里子》

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