地元高校生と共同開発、滋賀を愛し守るノート

　コクヨ工業滋賀は、地元高校生たちと琵琶湖・淀川水系のヨシを使用したノートを共同開発し、7月28日発売した。滋賀県の自然や四季をテーマに表紙カラーやシールで県内の魅力を表した「滋賀県ノート」として、県内だけでなく全国に県の魅力を発信する。

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2015.8.10 Mon 18:15

　コクヨ工業滋賀は、地元高校生たちと琵琶湖・淀川水系のヨシを使用したノートを共同開発し、7月28日に発売した。滋賀県の自然や四季をテーマに表紙カラーやシールで県内の魅力を表した「滋賀県ノート」として、県内だけでなく全国に県の魅力を発信する。

　同社は、湖沼や河川に自生するイネ科の多年生草木ヨシ（葦）の活用が水質浄化や生態系保全など環境維持につながることから、琵琶湖・淀川水系のヨシを使用した紙製品「ReEDEN（リエデン）シリーズ」を2007年から販売している。

　2015年の全国高等学校総合文化祭の開催地が滋賀であることをきっかけに、生徒実行委員会の高校生たちと同社の共同企画が実現。生徒たちは企画会議でノートのアイデアを出すだけでなく、同社主催のヨシ刈りボランティアや工場見学を通してヨシについて学び、地元の魅力の再発見や環境意識の向上につながるモノづくりを体験した。

　企画が実現した2サイズの「ReEDEN（リエデン） colours SHIGA」ノートは、中紙にヨシを使用。セミB5サイズでは、表裏別色の表紙カラーに青の濃淡2色を用い「琵琶湖」の深浅を表した。上下関係なく使える罫線デザインは「右開き」「左開き」どちらでも使える仕様となっている。

　A6サイズは滋賀の季節をイメージした表裏別色の表紙カラーで、パステル調の春「びわ恋」、グリーン系の夏「風薫る」、赤系の秋「紅さす」を揃えた。それぞれの季節の滋賀をイメージしたシール付き。冬を表す「葦（ヨシ）の音」は、表紙素材にヨシの風合いが残るヨシ紙を使用しており、付属のシールは冬の風物詩のヨシ刈りをデザインした。中紙には「琵琶湖」のワンポイントの絵柄が入っており、ミシン目入りのカットオフタイプで切り取ることができる。

　どちらも表紙や背クロスは直接書き込める素材を使用したシンプルな外観で、自由にデコレーションが楽しめる。7月28日から8月1日まで開かれた文化祭会場を皮切りに、県内の主要文具店や土産売り場で販売を開始し、コクヨグループ直営の通販サイトでも購入可能。「滋賀県民による、滋賀の魅力を詰め込んだ、滋賀らしいノート」として、魅力発信のツールを目指す。

◆ReEDEN colours SHIGA（リエデンカラーズシガ）
・セミB5ノート
価格：160円（税抜）
サイズ：タテ252×ヨコ179mm
罫内容：6.5mm横罫
枚数：30枚
・A6ノート
色名：びわ恋、風薫る、紅さす、葦（ヨシ）の音
価格：120円（税抜）
サイズ：タテ148×ヨコ105mm
罫内容：無地（絵柄入り）
枚数：30枚

地元高校生と共同開発、琵琶湖カラーの「滋賀を愛するヨシノート」