勉強サプリ、福井県の小・中で産学官連携…9月開始

 リクルートマーケティングパートナーズは、福井県教育委員会、坂井市教育委員会と共同で、「勉強サプリ」を利用した産学官連携プロジェクトとなる共同研究を実施することを発表した。福井県・坂井市の小・中学校4校において9月より導入を開始する。

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産学官連携プロジェクト実施校
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 リクルートマーケティングパートナーズは、福井県教育委員会、坂井市教育委員会と共同で、「勉強サプリ」を利用した産学官連携プロジェクトとなる共同研究を実施することを発表した。福井県・坂井市の小・中学校4校において9月より導入を開始する。

 連携が決定した福井県内では、共働き家庭が多く学習塾が少ないという環境のため、学校での授業を重視視し「学校の中でひとりひとりの学力に合った授業を提供したい」という課題があったという。その課題に対し、「勉強サプリ」は「いつでもどこでも一流の先生の授業を受けられる」「学年をまたがる学び直しや先取り学習など、個々のレベルに応じた学習機会を提供できる」という点で貢献できるとし、連携プロジェクト開始に至ったという。

 同プロジェクトの実施校は、坂井市・丸岡南中学校、春江中学校、福井市・国見小学校、福井大学教育地域科学部附属小学校の4校。合わせて約300人の児童生徒に対して「勉強サプリ」の導入実験が行われる。

 実施方法は、復習のための補充授業ツールとしての利用のほか、自宅で「勉強サプリ」を使って予習を行い、学校の授業では予習に基づいたアクティブ・ラーニング実践の場として反転型学習を実施するなど。「勉強サプリ」を導入することで、学校の授業では予習に基づいたアクティブ・ラーニングや討論など学びを深める探究型の学習を展開し、子どもたちの「自分で考える力」を伸ばすだけでなく学習意欲の向上も目指すという。

 福井県は全国学力テストにおいても常にトップクラスの結果を出している公教育の先進的な自治体のため、今回のプロジェクトにより福井県内の子どもたちだけでなく日本全国の子どもの学びを進化させるチャレンジとなるよう取り組んでいくとしている。

《畑山望》

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