小学校5,000校が外国語活動に望むのはALTや専科教員
日本生涯学習総合研究所は10月1日、全国の小学校対象の「小学校の外国語活動および英語活動等に関する現状調査」の結果を公表。5~6年生の年間実施時間は「23~35時間」が76.5%を占めた。
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「小学校の外国語活動および英語活動等に関する現状調査」は、日本英語検定協会から委託された日本生涯学習総合研究所が調査を実施。全国の小学校(国・公・私立)から抽出した5,000校を対象に、郵送による記述アンケート方式で行われた。平成26年12月から平成27年1月の調査期間で、1,684校から回答を得た。
外国語活動および英語活動の年間実施時間は、1~4年生は「4~11時間」がもっとも多く、1~2年生で34.2%、3~4年生で33.2%だった。前年度調査と比べ、「0時間」が約9~11ポイント減少したという。5~6年生では「23~35時間」76.5%がもっとも多く、「36~70時間」と合わせると、全体の約9割を占めていた。
小学校4年生以下で実施している英語活動について聞くと、1~2年生では「学校裁量(余剰)の時間」がもっとも多く、回答した学校の42.9%が実施していた。3~4年生では「学校裁量(余剰)の時間」が32.4%、「総合的な学習の時間の中」が36.2%だった。
4年生以下の英語活動を円滑にするために必要な環境条件の整備について聞くと、「ALTの充実(人数、質、時間確保など)」がもっとも多く、1~2年生で40.4%、3~4年生で41.3%だった。その後は、「HRT(学級担任)の充実(指導力、時間確保など)」、「英語専科教員の充実」が続いた。
現在、学校で5~6年生の外国語活動および英語活動を担当しているのは、「ALT」89.0%、「HRT」85.8%が上位だった。1~4年生も同様の傾向となっている。望ましい担当者については、すべての学年群で「ALT」「HRT」「英語専科教員」が上位となった。特に「英語専科教員」については、「望ましい担当者」と「現在の担当者」の割合の差が大きい。5~6年生で担当している「英語専科教員」は8.8%だったが、望ましい担当者での割合は52.2%にのぼる。
5~6年生の外国語活動において問題や課題だと感じていることを聞くと、「教員(HRTなど)の指導力・技術」がトップだった。ついで、「指導内容・方法」「ALTとの連携および打ち合わせ時間」となった。
外国語活動必修化から3年以上が経過したが、5~6年生での外国語活動は順調に進んでいるかという質問では、69.0%が「課題はあるが、進んでいる」、17.0%が「順調に進んでいる」と回答。全体としては前年度同様に、課題を抱えつつも外国語活動は進んでいるようだ。
《黄金崎綾乃》
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