厚労省、女性に風しん予防啓発…TBSドラマ「コウノドリ」とタイアップ
厚生労働省は10月16日、TBSドラマ「コウノドリ」とのタイアップ企画を実施すると発表した。「風しん」の予防啓発が目的で、予防接種への関心を高めるためにドラマとタイアップしたリーフレットを作成し、厚生労働省のホームページに掲載している。
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TBSドラマ「コウノドリ」は、出産を通じて命の大切さや、病気や障害に向き合うことの意味を知り、家族で向き合うことの重要性を広く伝えることがコンセプト。多くの現代的な問題を抱える産婦人科のリアルでシリアスな現場を背景に、命の誕生にまつわるさまざまな苦難と闘い、人々を奇跡に導く、勇気と信念の働き盛りの産婦人科医の情熱が描かれている。
妊娠中、特に妊娠初期に風しんにかかると、赤ちゃんに難聴や心疾患、白内障などの障害(先天性風しん症候群)が出る可能性があるという。2014年度感染症流行予測調査によると、20代から40代の女性の約14%は、風しん感染予防に十分な抗体を持っていないとされている。
風しんワクチンを接種することで1回の接種で約95%、2回の接種で約99%の風しんを予防することができる。風しんの予防接種を受けていない人、風しんにかかったことがない人、どちらも不明な人は風しんの予防接種を検討してほしいという。
また、妊娠前の女性や妊娠中の女性の家族、一緒に働く人も対策を検討してほしいとして、職場編や結婚編のリーフレットも作成している。ドラマとタイアップしたリーフレットや、そのほかの風しん予防啓発リーフレットは、厚生労働省のホームページで見ることができる。
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