開成高校、入学金・授業料228万8千円を免除する奨学金
開成高校は、経済的な理由で同校への進学が困難な中学生のための奨学金「開成会道灌山奨学金」の募集要項を公表した。入学金や在学中の授業料などが免除されるもので、採用候補者数は約10名。
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
「開成会道灌山奨学金」は、開成学園の同窓会「開成会」の寄付によるもので、入学金や在学中の授業料、施設維持費など、3年間で計228万8,000円が免除される。奨学金交付には、年間の所得が218万円以下の世帯の子弟であることなどの、応募資格を充たすことが条件となる。
奨学金の申請は出願時に行い、入学試験の前に採用候補者に決定が通知される。入学試験に合格すると、奨学金が交付される。奨学金申請の有無は、入学試験の合否に関係しない。採用候補者数は約10名を予定している。
開成高校では、12月17日から19日の3日間、奨学金申請希望者のための相談会が同校で実施される。相談日時の予約は電話で受け付ける。
開成に限らず私立の中学校・高等学校の多くが奨学金制度を設置している。入学時に受けられるものから、家計事情の急変等の経済的理由に対応するもの、留学支援のためのものなど、学校によりさまざまだ。また、多くの自治体が給付型や貸与型の奨学金制度を用意している。
《塩田純子》
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