ネットいじめ対策、子どもが匿名で情報提供する「Kids’ Sign」
アディッシュは10月27日、子どもたちがスマホでいじめの匿名通報ができる新サービス「Kids’ Sign(キッズサイン)」を発表。同社のネットいじめ対策サービス「スクールガーディアン」の導入校向けに無償提供を開始する。
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ガイアックスの100%子会社であるアディッシュは、ソーシャルメディアモニタリングなどの事業を行っている。2007年に起きたネットいじめによる生徒の自殺をきっかけに、子どもたちをネットトラブルから守る「スクールガーディアン」事業を立ち上げた。ネットへの書き込みを見守り続けることで、子どものネット利用実態を把握し、先生の生活指導上で活用できる情報を提供している。
新サービス「Kids’ Sign」は、コミュニケーションアプリなどで行われる閉じられた場所でのいじめを把握・解決に導くためのサービス。学校で定期的に行われる紙アンケートは、いじめの情報をリアルタイムにキャッチアップできないという問題点がある。「Kids’ Sign」では、子どもたちが「いじめられている」「いじめを見た」という情報を、スマホから匿名で書き込める仕組みを構築した。書き込まれた情報は、各学校・教育委員会の個人情報保護の方針に則って対処していくという。
「Kids’ Sign」は、スクールガーディアンのサービス導入校に向け、10月27日から無償提供を開始する。今年度契約740校に無料提供し、今後、先行導入校の声をもとにサービスの改善を実施。2016年4月以降に、正式版として有償提供を予定している。
《黄金崎綾乃》
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