保護者6割は学校の外国語活動に「不満」…小学英語に高い欲求
小学5・6年生の6割が「英語を教室の外で使ってみたい」と思っており、英語学習に意欲的に取り組んでいることがベネッセ教育総合研究所の調査で明らかになった。一方、保護者は外国語活動に対する満足度が低く、約6割が「(あまり+まったく)満足していない」と回答した。
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「小学生の英語学習に関する調査」は、ベネッセホールディングスの社内シンクタンク「ベネッセ教育総合研究所」が、2015年3月に、全国の小学5・6年生とその保護者1,565組を対象に実施。2011年度より小学5・6年生に導入された「外国語活動」の成果と課題を明らかにし、今後の英語教育の在り方を検討するために行われた。
児童を対象に学校での英語の授業や活動について聞くと、「英語がわかったり通じたりするとうれしい」「小学校での英語の勉強は中学校で役に立つと思う」「英語の授業に一生懸命に取り組んでいる」「友だちと話し合ったり協力することが大切だ」という4項目で、「(とても+まあ)あてはまる」と回答した児童は8割以上にのぼり、児童の英語学習意欲が高いことがわかった。
また、「教室の外で英語を使ってみたい」と回答した児童も61.5%と多かった。「教室の外で英語を使ってみたい」と思っている児童は、将来は日常生活や仕事などで英語を使うイメージを持っている割合が多く、「外国の人と友達になりたい」など英語に関する意識が高いこともわかった。
実際に学校で行われている英語の授業や活動については、「英語のあいさつ」を「(いつも+時々)実施している」という回答が94.3%ともっとも多く、ついで「英語のゲーム」が87.5%、「英語のことば(cat、appleなど)を言う練習」が85.5%、「英語の発音練習」が80.0%だった。また、「自分の考えや気持ちを英語で話すこと」にも56.2%が「(いつも+時々)実施している」と回答した。
コミュニケーションに対する関心・意欲・態度では、「あいさつや感謝の気持ちをできるだけことばであらわすようにする」が81.7%、「英語で話している人の気持ちや考えを理解しようとする」が75.8%、「わからない英語があっても続けて聞こうとする」が75.7%と、外国語活動では「コミュニケーションを図ろうとする態度」が育まれていることもわかった。
一方、保護者を対象に行った調査では、学校の英語教育内容を「(あまり+まったく)知らない」と回答した人は57.4%と半数以上にのぼり、外国語活動に「(あまり+まったく)満足していない」と回答した人が58.1%と、約6割の保護者が満足していなかった。
外国語活動に満足していない保護者は、「子どもが英語力の基礎を身につけること」「中学校での英語学習がスムーズになること」「英語を聞いたり話したりすること」で、「とても望む」と回答した人が外国語活動に満足している保護者よりも特に高く、小学校での英語教育に対し、高い要求を持っており、さらなる英語力の向上を望んでいるようだとしている。
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