名前は両親からの最初のプレゼント…親子で歩んだ3年間
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、子どもの名前の想いを語る動画「名前に願いを」をYouTube上で公開した。動画では、ドナルド・マクドナルド・ハウスの利用者である寺田さんが、息子の名前に込めた想いを語りかけるようすが収められている。
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誕生を待ち望んだ我が子に出会えたとき、親が初めて贈るプレゼント――それは名前。動画に登場する寺田蒼立(そうた)くんのお母さんも同様に、蒼立くんの「立」という字に「立てるようになってほしい」という願いを込めたという。
寺田さんと蒼立くんは、病気の子どもと治療に付き添う家族のための滞在施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を利用する親子。蒼立くんがまだお腹にいたころ、寺田さんは医師より「(お腹の子どもは)将来、立ち上がったり歩いたりすることが難しいかもしれない」と告げられたという。突然の知らせを受け、寺田さんは「元気に生まれてきてくれるかな」「歩けるようになるのかな」と不安だったと語る。
周りの子どもたちに比べ、立ち歩きができるようになるまでに時間が掛かった蒼立くん。しかし、家族の支えを受けながら度重なる入院や手術、リハビリを乗り越え、3歳のころに歩けるようになった。寺田さんにとって、蒼立くんが立ったときの喜びは筆舌に尽くしがたいものがあったに違いない。
寺田さんは親子で歩んだこれまでの思い出を振り返り、「お父さん、お母さんからの最初のプレゼントである『蒼立』という名前を大切にしてくれると嬉しいな」と我が子に語りかける。親子一緒に手を取り合い困難を乗り越えてきた寺田さんと蒼立くんの笑顔は、何物にも変えがたいぬくもりで満ち溢れている。
街はもうじきクリスマス。子どもや家族に贈るプレゼントを考えている保護者も多いだろう。学業や仕事で親元を離れている生徒・学生は一度、親から生まれて初めてプレゼントされた「名前」に込められた想いを噛みしめてみてはいかがだろうか。
ドナルド・マクドナルド・ハウスは、「名前には家族の想いがこもっている。その想いを支えたい」とし、今後も病気と闘う子どもとその家族を応援していくとしている。ドナルド・マクドナルド・ハウスへの寄付は店頭の募金箱で可能。なお、寄付や支援の詳細はドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンのWebサイトに掲載されている。
◆ドナルド・マクドナルド・ハウス「名前に願いを」
《加藤ゆい》
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