インターネット利用「ルール決めていない」家庭は約4割
内閣府は3月31日、平成27年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」の報告書等を公表。インターネット接続機器では「スマートフォン」の利用が約5割ともっとも多く、3割を超える家庭で時間や利用方法など特にルールを作っていないという結果になった。
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「青少年のインターネット利用環境実態調査」は、インターネットの環境整備について基礎データを得ることを目的に行われている。対象は全国の満10歳~満17歳までの青少年5,000人と同居する保護者5,000人で、毎年11月~12月に実施している。なお、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」が施行されたのは平成21年4月から。
青少年のインターネット接続機器の利用率は、「スマートフォン」が47.8%でもっとも多く、「携帯ゲーム機」43.0%、「据置型ゲーム機」23.4%、「ノートパソコン」21.9%が上位だった。学校種が上がるほど「スマートフォン」の利用が多くなっており、中学生では39.4%、高校になると91.1%となっている。
インターネットを使っている青少年に、使い方のルールを聞くと、「利用する時間を決めている」26.0%がもっとも多く、ついで「困ったときにはすぐに保護者に相談するように決めている」23.2%、「ゲームやアプリの利用料金の上限や課金の利用方法を決めている」20.2%と続いた。一方で「特にルールを決めていない」と回答したのは37.6%おり、前年度と横ばいの結果になった。学校種別があがるほど、「ルールを決めている」家庭が少なくなり、小学生で73.7%、高校生で48.3%となっている。
また、出会い系サイトやネットいじめ問題などインターネットの危険性について説明を受けたことがあるかの問いには、「学校で教えてもらった」85.7%ともっとも多く、ついで「親(保護者)から教えてもらった」が35.7%。平成23年度から「学校から教えてもらった」と回答した数は増加傾向だったが、平成26年から横ばいになっている。
保護者の取組み状況では、「スマートフォン」でインターネットを利用している子どもに対して、「フィルタリングを使っている」と回答したのは41.1%でもっとも多く、「ふだんの会話やコミュニケーションの中で、子どもの利用状況を把握している」が35.7%だった。「フィルタリング」を使っているのは小学生の保護者で23.8%、中学生の保護者は45.9%、高校生の保護者は42.2%と年齢が上がるほど多くなる傾向にある。また、設定状況として「事業者から提供された最初の設定が子どもの利用状況にあっているため、そのまま設定」がもっとも多く51.7%。保護者自身で「カスタマイズを加えて設定している」は10.1%だった。
Webサイトでは、スマートフォン以外のインターネット接続機器の利用状況につていも掲載している。
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