Raspberry Piとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 Raspberry Piとは【ひとことで言うと】「1万円以下で買える、手のひらコンピュータ。自由自在にカスタマイズ可能」

教育ICT 先生
Raspberry Pi 3 Model B(出典:raspberrypi.org)
Raspberry Pi 3 Model B(出典:raspberrypi.org) 全 1 枚 拡大写真
 連載「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆Raspberry Piとは


【読み】ラズベリー パイ
【表記】Raspberry Pi、ラズパイ
【分類】ハードウェア
【ひとことで言うと】
「1万円以下で買える、手のひらコンピュータ。自由自在にカスタマイズ可能」
【解説】
 学校現場でのコンピューター教育用に開発された、廉価な小型コンピューターボード。2009年に設立された「ラズベリーパイ財団」により開発が行われ、ARM社から発売されている。2016年3月現在、全世界累計で700万台以上が販売されている。日本ではAmazonのほか、秋葉原の電気店、オンラインショップなどで購入可能だ。価格はモデルによって異なるが5,000円~7,000円程度。

 “むき出しの基盤”という外見だが、映像・音声の入出力、USB端子、メモリカードスロット、ネットワーク機能を備えており、独自のソフトウェアを開発しカスタマイズすることで、さまざまな用途に自由に使用できる。

 教育現場では、コンピューターの基本、IoTの基本学習に加えて、たとえば「センサーを接続し環境を記録する」「自作ロボットを制御する」など、従来のパソコンでは難しかったシステムを、子どもが独力で作り上げるといった活用方法が考えられる。

【関連用語】IoT
【最終更新日】2016年4月12日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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