無線LANとは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

 無線LANとは【ひとことで言うと】「ケーブルでつながなくても、デジタル機器同士をつなげてネットワーク化できる仕組み」

教育ICT 先生
Wi-Fiのイメージ
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 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

◆無線LANとは


【読み】むせんラン
【表記】無線LAN(Local Area Network)、WLAN
【分類】技術
【ひとことで言うと】
「ケーブルでつながなくても、デジタル機器同士をつなげてネットワーク化できる仕組み」
【解説】
 ケーブル(有線)がなくても、無線通信により、デジタル機器同士をつなげてネットワーク化し、情報をやりとりできるのが「無線LAN」だ。無線通信そのものには、Wi-Fi、Bluetooth、NFCなど複数の方式があるが、無線LANの構築は、Wi-Fiで行われるのが一般的である。大多数のノートパソコン、スマートフォンには最初からWi-Fiが搭載されており、これらを使えば、すぐに無線LANを構築できる。

 無線LANそのものをインターネットにつなぐには、中核に「親機」と呼ばれるアンテナ機器が必要となる。親機はケーブルでインターネット機器(ルーター)に接続し、外部のネットとのやりとりを行う。パソコン、スマートフォンは「子機」と呼ばれ、親機に無線通信でぶら下がる形で、外部のネット利用が可能になる。

 教育現場では、ケーブル(有線)の取り回しが不要のため、教室内のネットワークを無線LANで構築している場合も多い。一方で、無線傍受の可能性があるため、セキュリティには有線LANよりも注意が必要だ。

 なお、用語としては、「無線LAN」「無線通信」「Wi-Fi」が一緒くたに、“無線でインターネットを使う”という意味で使われているが、厳密には別のものである。

【関連用語】Wi-Fi
【最終更新日】2016年4月7日

《冨岡晶》

冨岡晶

フリーの編集者/ライター/リサーチャー。芸能からセキュリティまで幅広く担当。

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