埼玉県、モデル校にタブレット各40台整備…浦和・川越南など10校
埼玉県教育委員会は、平成28年度から「協調学習」の取組みをICT活用の面から支える「近未来学校教育創造プロジェクト」を実施する。8月をめどに、タブレット端末を県立高校10校に各40台整備するなど、生徒の主体的・協働的な学びの推進を図る。
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埼玉県教育委員会ではアクティブ・ラーニングなどの「学びの改革」を推進しており、現在、高等学校における全教員の20%にあたる約1,600名が、アクティブ・ラーニングの実践のひとつ「協調学習」による継続的な授業改善に取り組んでいる。「協調学習」をICT活用の面から支える「近未来学校教育創造プロジェクト」は、平成28年度からの新規事業で3,571万8000円を予算に計上している。
具体的には、8月をめどに、タブレット端末をモデル校に各40台整備する。整備される県立高校は、浦和・川越工業・川越南・熊谷・鴻巣女子・常盤・狭山緑陽・新座総合技術・蓮田松韻・吉川美南の10校。協調学習に活用することで、生徒の進度に応じた学習による知識の定着などが期待できるという。また、教員の情報交換サイトを構築。サイトを活用した教材づくりの推進と、学校や教科の壁を越えての教材開発、優れた教材の共有・蓄積をすることで、教員の指導力や質の向上を図る。
また、前期公開授業の実施予定も公表している。実施日程は、6月17日に北本高校(数学・理科・外国語・芸術)、18日にさいたま市立浦和高校(数学・外国語)、20日に川越初雁高校(地理歴史・数学)、7月13日に大宮光陵高校(情報)。そのほか、平成29年1月14日には、戸田市文化会館においてシンポジウムの開催を予定している。
《黄金崎綾乃》
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