第66回国際数学オリンピック、世界1位獲得…6人全員メダル

 第66回国際数学オリンピックが2025年7月10日~20日、オーストラリアにて開催され、日本代表の6人全員がメダルを獲得した。長野県松本深志高校3年の狩野慧志さんはパーフェクトスコア42点で世界1位。金メダル3つのほか、銀2つ、銅1つの計6つのメダルを獲得した。

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日本選手団、全員メダル獲得(閉会式)
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 第66回国際数学オリンピックが2025年7月10日~20日、オーストラリアにて開催され、日本代表の6人全員がメダルを獲得した。長野県松本深志高校3年の狩野慧志さんはパーフェクトスコア42点で世界1位。金メダル3つのほか、銀2つ、銅1つの計6つのメダルを獲得した。

 国際数学オリンピック(International Mathematical Olympiad:略称IMO)は、高校生以下を対象に数学の問題を解く力を競うコンテスト。1959年の第1回ルーマニア大会以来、毎年開催。今では100か国以上から1,000人を超える選手・役員が集結する国際的なイベントへ成長。日本は1990年から参加を開始し、毎年6名の選手を派遣している。

 第66回は7月10日~20日にかけてオーストラリアで開催。コンテストは7月15日・16日の2日間で行われ、各日4時間半で3問、2日間で計6問が出題された。

 金メダルに輝いたのは 長野県松本深志高校3年の狩野慧志さん、ラ・サール高校2年の濵川愼次郎さん、筑波大学附属駒場高校2年の山本一揮さんの3人。このうち狩野慧志さんはパーフェクトスコア42点で世界1位を獲得した。銀メダルは、帝塚山学院泉ヶ丘高校3年の若杉直音さん、灘高校1年の安藤匠吾さん、銅メダルは灘中学校2年の伊勢戸皓太さんが受賞。国別では100か国・地域中第4位に輝き、第50回IMOドイツ大会につぐ、高成績を収めた。

 次回、2026年の第67回国際数学オリンピックは、7月10日から中国・上海で開催される。

《川端珠紀》

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