国内タブレット市場、デタッチャブル型のシェアが2割に
IDC Japanは6月16日、2016年第1四半期(1~3月)の国内タブレット市場実績値を発表した。出荷台数は、前年同期比6.2%減の216万台。ハードウェアキーボードが脱着できるデタッチャブル型タブレットが、前年同期比94.1%増と出荷台数を増やし、出荷比率を2割に伸ばした。
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
2016年第1四半期のタブレット端末出荷台数は、前年同期比6.2%減の216万台。このうち、家庭市場向けは前年同期比9.4%増の155万台、ビジネス市場向けは前年同期比31.1%減の61万台であった。ビジネス市場向けは、2015年第1四半期にあった教育市場向け大型案件がなかったことや大企業を中心としたタブレット需要の低さがマイナス成長のおもな要因だという。
ハードウェアキーボードが脱着できる「デタッチャブルタブレット」の出荷比率は20.7%と、タブレット市場全体の5分の1を占めるまでに伸長。出荷台数は、「デタッチャブルタブレット」が前年同期比94.1%増の45万台、通常の「スレートタブレット」が前年同期比17.3%減の171万台。デタッチャブルタブレットは従来、Windowsタブレットが中心だったが、2015年第4四半期以降、アップルiPad Proが出荷開始となり、比率が高まっていることが大きな要因となっている。
2016年第1四半期の国内タブレット市場出荷台数のベンダー別シェアは、1位「アップル」40.8%、2位「ファーウェイ」 18.2%、3位「NECレノボグループ」9.4%、4位「富士通」4.8%、5位「マイクロソフト」4.1%。「アップル」は、前年同期比10.1%減と出荷台数を落としたが、 4割のシェアを維持している。「ファーウェイ」は、通信事業者向け出荷が好調に推移し、前年同期比で約5.7倍の出荷台数となった。
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