大学講堂にも…横幅10.6m対応、NECが新Cinemaプロジェクター発売
NECディスプレイソリューションズは、DisneyやFoxなど米国映画会社6社からなる米国DCI制定の上映規格に準拠したDLP Cinemaプロジェクター「NC1000C」を新発売。9月下旬より出荷を開始すると発表した。
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NECディスプレイソリューションズは、2012年に対応スクリーンサイズ横幅最大9.5mで小型・軽量化を図った2灯式ランプシステムのDLP Cinemaプロジェクター「NC900C-A」を発売。設置性や信頼性の高さから好評を得ているという。近年、シネマプロジェクターはデジタル化がほぼ完了しており、中国や欧米などにおいてシアター新設需要があるという。今回発売される新製品は、「NC900C-A」の特長を継承しつつ、より大きなスクリーンへの投写を可能とした市場ニーズに対応する製品だ。
「NC1000C」は、0.69型DLP Cinemaチップを搭載し、米国DCI制定の厳格な上映規格に準拠。小規模シアターに適した高解像度2Kに対応している。また、スクリーンサイズは横幅最大10.6mまで対応可能にした。排気ダクトの設置が不要なため、床置き・天吊りの両方の設置が可能。文化施設や大学の講堂など、シアター以外の設置にも適しているという。
さらに、2灯式ランプシステム採用により、上映中1灯が不点灯になった場合でも残りの1灯により上映を継続することができる。ランニングコスト低減や、排気ダクト設置不要による設置工数の低減も実現。ランプ交換も容易にできるためメンテナンスにかける時間も大幅に短縮した。
NC1000Cの希望小売価格はオープン。国内・輸出をあわせ、発売後1年間で1,000台の販売を見込んでいるという。
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