スーパーグローバルハイスクール中間評価、渋渋ほか4校が最高評価
文部科学省は9月30日、平成26年度指定校の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の中間評価を公表した。渋谷教育学園渋谷高校、名城大学附属高校、島根県立出雲高校、広島女学院中学高校の4校が、「優れた取組状況」として最高評価を得た。
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SGHは、社会課題に対する関心や教養、コミュニケーション能力、問題解決力などの国際的素養を身につけ、将来国際的に活躍できるグローバルリーダーを育成することが目的。平成26年度に事業を開始し、指定期間は平成30年度までの5年間。平成26年度は、国立4校、公立34校、私立18校の計56校が指定を受けている。
中間評価は、指定3年目の指定校について、SGH企画評価会議協力者(外部の有識者)が2年目までの研究開発の進捗状況などを評価。各指定校が研究開発などの内容を見直す機会とし、事業の効率的な実施を図るために行った。
中間評価の結果、「優れた取組状況であり、研究開発のねらいの達成が見込まれ、さらなる発展が期待される」として、渋谷教育学園渋谷高校、名城大学附属高校、島根県立出雲高校、広島女学院中学高校の4校が最高評価を受けた。「課題研究における研究内容と英語コミュニケーション能力向上のための指導とのバランスがとれており、さらなる発展が期待される」(渋谷教育学園渋谷高校)など、高評価を得ている。
また、最高評価につぐ「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成が可能と判断される」とされたのは、お茶の水女子大学附属高校や横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校など16校。
「趣旨および事業目的に反し、または沿わないと思われるので、経費の大幅な減額または指定の解除が適当と判断される」との評価の該当校はなかった。
このほか、文部科学省のWebサイトでは「研究開発のねらいの達成がおおむね可能と判断されるものの、併せて取組改善の努力も求められる」19校、「研究開発のねらいを達成するには、助言などを考慮し、一層努力することが必要と判断される」15校、「このままでは研究開発のねらいを達成することは難しいと思われるので、助言などに留意し、当初計画の変更などの対応が必要と判断される」2校を含む全指定校の中間評価講評が公開されている。
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