「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」パンフレット作成

 文部科学省は、平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」のパンフレットを作成。大学が地方公共団体や企業と協働して人材育成や必要なカリキュラムを構築・実施するもので、多くの人に理解してもらうために事業内容をまとめている。

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平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」
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 文部科学省は、平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」のパンフレットを作成。大学が地方公共団体や企業と協働して人材育成や必要なカリキュラムを構築・実施するもので、多くの人に理解してもらうために事業内容をまとめている。

 「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」は、平成25年度から「地域のための大学」として大学の強みを生かしつつ地域再生・活性化の拠点となる大学形成の取組み「地(知)の拠点整備事業(大学COC 事業)」を発展させたもの。地方公共団体や企業等と協働して、学生に魅力ある就職先を創出・開拓し、地域が求める人材を養成するために必要な教育カリキュラム改革を断行する大学を支援し、地方創生の中心となる「ひと」の地方集積を目的にしている。

 パンフレットでは、事業の内容を紹介するほか、事業の審査方針・審査手順、選定機関、採択機関の事業概要が掲載されている。平成27年度の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」は、42件が選定されており、予算は44億円で補助期間は最大5年間。

 千葉大学は、「都市と世界をつなぐ千葉地方圏の“しごと”づくり人材育成事業」を展開。県内の大学・自治体・企業等が連携し、若年層の地元定着、雇用創出などのために、「地域産業イノベーション学」を開講している。普遍科目の必修科目(地域コア)と普遍科目の選択科目、9つの学部科目、敬愛大学・放送大学の単位互換科目で構成され、計30単位を取得することで履修証明書が発行される。

 そのほか、室蘭工業大学は「『ものづくり・人材』が拓く『まち・ひと・しごとづくり』」、静岡大学は「静大発“ふじのくに”創生プラン」、香川大学は「うどん県で働こうプロジェクト~能動学修による地域の魅力発見」など選定機関の事業が掲載されている。

 パンフレットはWebサイトからダウンロードできる。

《田中志実》

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