ボードゲーム風プログラミングツール、電子工作ほか国内外ツール集結
11月12日、早稲田大学理工学部キャンパスで開催された「G7 Programming Learning Summit 2016」。、タブレットを使ったもの、PC不要のロボット、電子機器は使わないボードゲーム式など、国内外の製品やツールが集められた。
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
Minecraft(マインクラフト)は、スウェーデン大使館と提携し、通常展示のほかにプログラミングコンテストを行う特別制作ルームを開設。コンテストは、国連が掲げる貧困撲滅、飢餓対策、持続可能な社会など、17のテーマに沿った「未来都市」作りを競うもの。利用するバージョンは、教育機関向けの「Minecraft: Education Edition」。大人も含めて、人気ブースのひとつとなっていた。
for Our Kidsが展示していた「PETS(ペッツ)」という製品は、迷路脱出ロボットのような形をしている。PCやタブレットなどと接続しなくてもプログラミング学習ができる、スタンドアローンモデルだ。遊び方は、キューブ型の本体背中に命令やパラメータのブロックを差し込んでいくだけ。指示通りにロボットを動かすのもよいが、キットには専用マス目のシートが付属しており、提示された動かし方をクリアしていく遊び方も可能だ。ブロックのソケットは9個+3個。メインのロジックは9ステップまで可能で、3つは記憶エリアとして利用でき、3ステップのサブルーチンを作ることができる。
電子機器をまったく使わないプログラミング教育ツールも展示されていた。アメリカの「Robot Turtles(ロボットタートルズ)」という製品は、紙シートにカードで障害物などを設置したマップを作り、移動命令の書かれたカードを組み立てて、マップのゴール(宝石)にたどり着けるかを競うゲーム。親がマップを作り、子どもにそのルートを突破する移動カード(前進、右折、左折など)のデッキを作らせる。カード通りに亀を動かして、ゴールに到達できれば合格となる。
ほかにもモーターやLEDなどの電子部品を組み合わせ、好きな電子おもちゃを作るような製品や、各国のプログラミング教育向け簡易言語の展示があり、会場は終日、家族連れで賑わっていた。
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