スパコン「京」HPCGで世界1位獲得

 理化学研究所(理研)と富士通は11月16日、スーパーコンピューター「京(けい)」が性能指標(HPCG)で世界1位を獲得したと報告した。2位は中国の「天河2号」、3位は
日本の「Oakforest-PACS」。

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理化学研究所 計算科学研究機構(AICS)
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 理化学研究所(理研)と富士通は11月16日、スーパーコンピューター「京(けい)」が性能指標(HPCG)で世界1位を獲得したと報告した。2位は中国の「天河2号」、3位は
日本の「Oakforest-PACS」。

 「京」が世界首位に立ったのは、産業利用など実際のアプリケーションで用いられる共役勾配法の処理速度を測定する国際的なランキング「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」。スーパーコンピューターの性能をより多くの視点から評価するための新しい国際的なベンチマークとして、2014年からランキングが発表されている。前回発表された6月のランキングでは、「京」は第2位だった。

 HPCG上位10位には、国内から2つのシステムがランクイン。1位は理研 計算科学研究機構の「京」、2位は中国の広州国立スーパーコンピューティングセンターにある「天河2号」、3位は最先端共同HPC基盤施設の「Oakforest-PACS」。京は2010年から開始されたスパコンランキングGraph500順位でも1位を獲得している。

《佐藤亜希》

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