「マーフィーの法則」子孫が新たな法則を?「マイロ・マーフィーの法則」4/16放送開始
「マーフィーの法則」を生んだ人物、その子孫が新たな「法則」を打ち出す…こんな奇想天外なストーリーが、これまでにあっただろうか?これこそ4月16日よりディズニー・チャンネルにて放送開始となる新作アニメーション『マイロ・マーフィーの法則』だ。
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この作品は、どんなハプニングが起ころうと全く動じない、超ポジティブ思考の少年である主人公マイロ・マーフィーを中心に、彼の身に次々と降りかかるドタバタ騒動を描いたコメディー・アニメーション。今回はこのユニークなストーリーの秘密に迫ってみたい。
「マーフィーの法則」はもともと技術開発の現場で、ある一人の男性がつぶやいた言葉がきっかけで、例えば「傘を持っている時は雨が降らないのに、傘をおいて出かけると必ず雨が降る」など、いわゆる“あるある”的に問題の原因を「法則」として言い伝えるようになったことが始まりだった。その男性こそ実在の人物、マーフィー大尉。この法則の表現自体にはユーモアも感じられるが、この法則で起こる出来事は、多くは目も当てられない悲惨な結果を招く事になりがちで、時には笑ってはいられないような状況に陥る事もしばしばなのである。
しかしこの作品はその「マーフィーの法則」を柱に、大きなドタバタ劇がひっきりなしに発生するにもかかわらず、そんな深刻なイメージをまるで笑い飛ばすかのように、ポジティブなエンディングに向かわせ、これまでは気づかなかった新たなイメージを生み出している。果たしてドタバタ劇と「マーフィーの法則」の持つネガティブなイメージが、作品の中ではどう絡み、どのような結果を生み出していくのだろうか?
この作品の中でマイロは、マーフィー大尉の子孫という設定となっている。彼はどちらかというと、普段は周囲の人間から浮いている存在だ。彼のことは大好きなのだが、彼の周りには常にハプニングが起こるため、身の安全のために彼と距離を置く人もいる。そして楽観的な気持ちとは裏腹に、彼は「マーフィーの法則」に従った宿命のごとく、ひっきりなしに登場する危機に出くわすことになる。
しかしマイロは、どんな状況にも動じない。「大丈夫」「なんとかなる」と、トラブルの中で彼は常にそんな言葉を口にして、一向にひるむことはなく、最後にはポジティブな結果にたどり着く。たとえ絶体絶命の状況でも、何故か彼の愛犬ディーオージーがタイミングよく登場し、彼の助けとなる。いつも「うちに帰れ!」と帰ることを諭されるディーオージーだが、彼のこの出現ですら、マイロのポジティブさの大きな支えになる。
こんな風に一般的な「マーフィーの法則」のイメージであるネガティブな風景は、このストーリー上では何か笑わずにはいられないコミカルな場面に置き換えられている。その様は「ポジティブに思っていれば、いつかはポジティブな結果になる」といった、新たな法則を導き出しているようでもある。この作品に描かれるハプニングの数々は複雑に目まぐるしく展開し、ユーモアにあふれるキャラクターたちの会話とともに、思わず笑わずにはいられなくなるようなストーリーとして描かれている。
この作品を作り上げたのはエミー賞を5回も受賞した「フィニアスとファーブ」を手掛けたダン・ポベンマイヤーとジェフ”スワンピー”マーシュという二人のクリエイター。本国版の声優にはコミカルな作風で一世を風靡したミュージシャン、アル・ヤンコビックや俳優のクリスチャン・スレーター、さらにディズニー・チャンネルスターの新星、サブリナ・カーペンターなど豪華なキャストも登場し、本国では大きな人気を博している。ぜひ一度、この作品で、今まで知りえることのできなかった「マーフィーの法則」の新たな一面を体験してみてはどうだろう?
ここまで読んで、「マイロ・マーフィーの法則」を見てみようと思ったあなたに限って、急にテレビが故障、……なんてことにならないことを祈るばかりだ。
「マイロ・マーフィーの法則」
ディズニー・チャンネルにて4月16日(日)よりレギュラー放送スタート
毎週土曜・日曜: 11:30~12:00他
(C)Disney
ご先祖様が生み出した『マーフィーの法則』に、その子孫が新たな「法則」を!?『マイロ・マーフィーの法則』
《animeanime》
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