学校業務改善アドバイザー、6月から派遣へ…文科省

 学校現場の業務改善を推進しようと、文部科学省は6月から、「学校業務改善アドバイザー」の派遣を開始する。教育委員会の求めに応じて、学校マネジメントの専門家らを派遣。校務の効率化、学校の組織的マネジメントなどについて、助言や支援を行う。

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学校業務改善アドバイザー派遣事業の概要
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 学校現場の業務改善を推進しようと、文部科学省は6月から、「学校業務改善アドバイザー」の派遣を開始する。教育委員会の求めに応じて、学校マネジメントの専門家らを派遣。校務の効率化、学校の組織的マネジメントなどについて、助言や支援を行う。

 「学校業務改善アドバイザー派遣事業」では、学校現場の業務の適正化に向け、教育委員会からの求めで学校業務改善アドバイザーを派遣。継続的にきめ細かな助言や支援を行っていく。

 4月上旬から5月中旬にかけて、全国の教育委員会から事業計画書が提出され、派遣者調整のうえ、6月以降に派遣を開始する。派遣は年3回程度で、学校業務改善アドバイザーがチームで派遣される場合もある。

 具体的な助言・支援内容は、教員と事務職員との役割分担など組織としての学校づくり、校務の効率化・情報化による仕事のしやすい環境づくり、校長のリーダーシップによる学校の組織的マネジメントなど。

 学校業務改善アドバイザーには、大学教授、学校業務改善の先進的自治体の職員ら21人に委嘱。民間からは、学校マネジメントコンサルタント、弁護士、NPO法人コヂカラ・ニッポン理事長、コクヨのワークスタイル研究所(WORKSIGHT LAB.)主幹研究員の4人が選ばれている。

《奥山直美》

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