フルノシステムズ、ICT授業に適した無線アクセスポイント「ACERA1110」

 フルノシステムズは高速通信規格IEEE802.11ac Wave2に対応した「ACERA1110」を7月に発売する。4コアの新CPU採用により、処理能力・実行速度が向上し、1教室40台の生徒用タブレットを使用するICT授業などで安定した無線通信を実現する。価格はオープン。

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ACERA1110
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 フルノシステムズは、高速通信規格IEEE802.11ac Wave2に対応した「ACERA1110」を7月に発売する。4コアの新CPU採用により、処理能力・実行速度が向上し、1教室40台の生徒用タブレットを使用するICT授業などで安定した無線通信を実現する。価格はオープン。

 「ACERA1110」は、IEEE802.11ac Wave2に対応し、障害物の多い環境下でのスループットを改善するビームフォーミング機能の搭載。遮蔽物の多い空間など、無線にとって厳しい環境下でも安定して利用できる。

 また、4コアの新CPU採用により処理能力・実行速度が向上し、多台数同時接続時のスループットが同社従来比約25%向上している。たとえば、1教室40台の生徒用タブレットを使用するICT授業といった同時接続台数の多いシーンや、動画閲覧時などに大きなメリットを発揮するという。

 さらに、クライアントの通信が5GHzか2.4GHzのどちらかに偏ることを避け、無線間で調整を効率的に行う「無線バンドステアリング機能」や、特定のクライアント端末が無線空間を占有するといった問題のある通信状況に対し通信占有期間を公平に分配し、改善につなげる「無線通信公平化機能」により、通信が効率化され、混雑が緩和される。フルノシステムズは、これらの機能は学校など多台数の安定接続が不可欠な場所で有効に働くとしている。災害発生時には、無線LAN環境を一般に開放できる「災害時支援」にも対応する。

 「ACERA1110」は、2017年7月に出荷予定。価格はオープン。販売目標は年間1万台としている。

《工藤めぐみ》

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