中2生は勉強嫌いが6割、勉強好きになった子の特徴とは

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平均学習時間(1日あたり、学年別・平均時間、2016年)
平均学習時間(1日あたり、学年別・平均時間、2016年) 全 5 枚 拡大写真
 小学6年生から中学2年生にかけて「勉強が好き」の比率が減少し、「嫌い」が大幅に増えることが、東京大学とベネッセ教育総合研究所の調査結果より明らかになった。一方で、嫌いだった勉強が「好き」に変わる子どもは約1割いるという。

 東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所は、2014年に「子どもの生活と学び」の実態を明らかにする共同研究プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトでは、小学1年生~高校3年生の約2万1千組の親子を対象に、2015年以降、複数の追跡調査を実施。2015年の第1回調査と2016年の第2回調査から、12学年にわたる学習の実態や変化を明らかにした。調査時期は第1回が2015年7~8月、第2回が2016年7~8月。

 学校の宿題をする時間と学校の宿題以外の勉強をする時間は1日にどのくらいか聞いたところ、小学1年生は41分、小学6年生は92分と学年が上がるにしたがって学習時間が増える。しかし、中学1年生の104分から中学2年生の96分、中学3年生の125分から高校1年生の94分と、中学2年生と高校1年生は1年前よりも学習時間を減らす子どもが5~6割いることがわかった。

 勉強が「嫌い」の比率は、小学6年生が31.3%、中学1年生が45.5%、中学2年生が57.3%と、中学2年生ではじめて半数を超える。一方、1年の間に「嫌い」だった勉強が「好き」に変わる子どもは、どの学年も約1割いる。

 勉強が「好き」になった子の多くは「新しいことを知るのがうれしい」(内発的動機づけ)や「自分の希望する高校や大学に進みたい」(同一化的動機づけ)といった高い学習意欲をもっている。また、「テストで間違えた問題をやり直す」「何がわかっていないか確かめながら勉強する」「友達と勉強を教えあう」といった学習方法を工夫していた。さらに、追跡した1年の間に学習時間を増やしたり、成績が上がったりした比率が相対的に高い。

 これらのことから、学習動機をもち、一定の学習時間を確保し、効果的な学習方法を身に付けていくことが、「勉強好きな子ども」を育てるうえでとても大切なことが明らかになった。

《工藤めぐみ》

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