【大学受験2018】九大、AO入試「21世紀プログラム」廃止し新学部のAO入試実施
九州大学は4月18日、2018年(平成30年)の入学者選抜からAO入試「21世紀プログラム」を廃止することを発表。現在、設置申請中の共創学部のAO入試とて一部内容を見直して実施する。
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AO入試「21世紀プログラム」は平成13年度から導入している新しい教育プログラム。広範な教養を身に付けた専門性の高いゼネラリストの養成を目的に実施し、教育指導などの学生指導は学部の付託を受けた全学の21世紀プログラム専門委員が行っていた。
九州大学は平成30年4月に共創学部(入学定員105人)を設置する予定。12番目の学部として国際社会で活躍するグローバルな人材を育成する。課題の発見から解決に導くために必要な態度・能力を、「能動的学習能力」「課題構想力」「協働実践力」「国際コミュニケーション力」の4つに分類し、「共創的課題解決力」を育成する。
新学部の設置により、17年間実施してきたAO入試「21世紀プログラム」を廃止し、内容を一部見直して共創学部のAO入試として実施する。大学入試センター試験を免除し、第1次選抜および第2次選抜による選抜方法となる。
見直されるのは、「21世紀プログラム」の2次選抜で行っていた3つの講義を受講してのレポート作成を、2つの講義(文系の内容を主とするものと理系の内容を主とするもの)を受講してのレポート作成に変更。さらに、提示された3つの講義の論題のうちから各自2つを選択してグループ討論を行う方法から、提示された2つの講義の論題についてグループ討論する方式に変更する。
募集人員は20人で、出願は9月中旬~下旬。1次選抜は10月上旬~中旬、2次選抜は11月上旬を予定している。同学部はAO入試のほか、帰国子女や私費外国人などを対象にした国際型入試のほか、大学入試センター試験を利用する一般入試、特別入試(推薦)の4つの入学者選抜を実施する。
共創学部は、現在、設置認可申請中のため内容は変更する場合がある。現在、共創学部の特設サイトを開設し、随時情報を更新している。
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