スポーツで子育て支援、超福祉を実現…渋谷区「すぽっと」開設

 渋谷区に5月13日、スポーツを通した新しい子育て支援施設「すぽっと」がグランドオープンする。子育て支援の視点のほか、渋谷区の福祉テーマ「超福祉」を実現する施設としての役割も持つ。

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渋谷スポーツ共育プラザ&ラボ すぽっと
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 渋谷区に5月13日、スポーツを通した新しい子育て支援施設「すぽっと」がグランドオープンする。子育て支援の視点のほか、渋谷区の福祉テーマ「超福祉」を実現する施設としての役割も持つ。

 「渋谷スポーツ共育プラザ&ラボ すぽっと(以下、すぽっと)」は、「スポーツをもっと」がテーマ。子どもだけではなく、親・保護者や指導者が共に育てる場所を提供する。スポーツ教育の実践とセミナーなどの情報発信を行う場所として、今後はさまざまな取組みを実践していく予定だ。

 子どもに対しては、スポーツ科学にのっとったプログラムを実践。運動することでの脳の活性化により、考える力や発信・表現する力を伸ばすのにもっとも適した状態を引き出していく。また、子どもたちの力を伸ばしていくための、親・保護者への学びの場を提供。元女子プロテニス選手の杉山愛氏の母・杉山芙沙子氏をはじめとするオリンピアン・パラリンピアンを育てた親や、プロのアスリート支援関係者などの充実した講師陣によるセミナーも開催する。指導者の育成も同施設で行っていく。

 同時に、すぽっとは渋谷区の福祉のテーマ「超福祉」を実現する施設としての役割も担っていく。超福祉とは、手を差し伸べる福祉に、「混じり合うこと」や「テクノロジー」や「クリエイティビティ」をプラスし、これまでの福祉の概念を超えていこうとの思いを込めたもの。スポーツを通し大きな成長を果たしたオリンピックやパラリンピックの選手、その選手を一線で支えるアントラージュとともに、スポーツ共育と超福祉の研究、実践を重ねていくという。

 なお、「共育プログラム」では「英語でスマイルシップスポーツ!」「内村周子体操教室」などの各種教室が開催される。「スマイルシップスポーツプログラム」では、スポーツ選手を育てた親などの講師のもとで、身体体力、精神体力、知的体力を養うことによって人間力を育むことなどを目的に、年齢ごとに分けたクラスや、親を対象としたマネジメントプログラムを開催。利用はいずれもすぽっとのWebサイトから申し込むこと。

《鶴田雅美》

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