NTTデータ、学校連絡網もLINE対応…9月開始予定
NTTデータは、複数メディアを活用した一斉連絡サービス「FairCast学校連絡網」においてLINEへの配信機能を追加し、9月よりサービスの提供を開始する予定であると発表した。2020年までに2,000校での導入を目指す。
教育ICT
先生
advertisement

FairCast学校連絡網は、学校からの情報を迅速かつ公平に伝達できる一斉連絡サービス。メールや電話(音声)、FAXの中から受信者である保護者が登録した通信手段で配信できるほか、より確実に情報を届けるため受信側で確認が取れるまで追いかけて配信を行う「追掛連絡」機能も備えている。2017年4月時点で、全国1,000校で利用されている。
しかし、迷惑メールブロック設定などの影響で意図せず配信メールがブロックされてしまう事象が発生していたことから、配信方法の拡充を検討。2016年の熊本地震時にも活用され、日常利用する有用な情報伝達手段の1つであるLINEへの配信機能を追加した。
LINEへの配信が追加されることにより、複数の通信手段を確保できるため情報到達率がさらにアップする。さらに、保護者側は迷惑メールブロック設定解除の操作が不要になり、学校側は「情報が届かない」といった保護者からの問合せに対応する時間の削減効果が期待できる。
NTTデータは教育市場でのシェア拡大を目指しており、今後も他社サービスにはない複数メディアへの配信をさらに打ち出していきたいとしている。また、今回のLINE連携により、安否確認など、ほかの有用な利用方法についても取り組み、教育業界以外へのサービス展開も検討していく。
FairCast学校連絡網は、5月17日~19日に東京ビッグサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」に出展される。
advertisement
【注目の記事】
関連リンク
この記事の写真
/
advertisement