国公立大医学部に強い高校ランキング、地方公立校が健闘

 大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は5月25日、「国公立大医学部に強い高校ランキング」を発表した。1位は「東海」、2位は「灘」、3位は「洛南」と、私立中高一貫校が強さを見せたほか、10位「熊本」、13位「札幌南」など、地方の公立校も健闘している。

教育・受験 高校生
キャンパスナビネットワーク
キャンパスナビネットワーク 全 2 枚 拡大写真
 大学通信が運営する携帯サイト「教育進学総合研究所」は5月25日、「国公立大医学部に強い高校ランキング」を発表した。1位は「東海」、2位は「灘」、3位は「洛南」と、私立中高一貫校が強さを見せたほか、10位「熊本」、13位「札幌南」など、地方の公立校も健闘している。

 教育進学総合研究所によると、国公立大学医学部医学科の一般入試の定員は総定員の約4%と狭き門で、2017年度入試の志願倍率は6.6倍と国公立大学全体の4.7倍を大きく上回った。教育進学総合研究所では今回、入試状況とあわせて、国公立大学医学部に強い進学校を独自に検証した。

 ランキングの1位は、愛知県名古屋市にある私立中高一貫校「東海」。合格者数は121人、卒業生に占める国公立大学医学部医学科合格者の割合を示す占有率は28.4%。2位は兵庫の「灘」で、合格者数83人、占有率37.7%。3位は京都の「洛南」で、合格者数81人、占有率17.2%。上位9校までを私立中高一貫校が占めている。

 公立高校では、10位の「熊本」がトップ。地元の熊本大学に25人など、合計53人の合格者を出している。13位は「札幌南」で、北海道大学15人、旭川医科大学9人、札幌医科大学9人など、合格者数は合計47人。競合する私立一貫校が少ない地方のトップ校が健闘しており、このほか22位に「新潟」、23位に「仙台第二」、24位に「旭丘」(愛知)が入っている。

 ランキングは、今週の無料記事として大学通信が運営する「キャンパスナビネットワーク」に掲載されている。携帯サイト「教育進学総合研究所」に会員登録(月額324円)すれば、すべての記事が閲覧できる。

◆国公立大医学部に強い高校ランキング
1位:東海(愛知)121人
2位:灘(兵庫)83人
3位:洛南(京都)81人
4位:久留米大附設(福岡)78人
5位:ラ・サール(鹿児島)77人
6位:愛光(愛媛)61人
7位:開成(東京)59人
8位:甲陽学院(兵庫)55人
9位:東大寺学園(奈良)54人
10位:熊本(熊本)53人

《奥山直美》

【注目の記事】

この記事の写真

/

特集