ソニー、教育機関向け「STEM教育パッケージサービス」提供
ソニー・グローバルエデュケーションは6月より、教育機関向け「STEM教育パッケージサービス」の提供を開始した。ロボット・プログラミング学習キット「KOOV」を反転授業のための学習コンテンツとして利用する。
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Science(科学)、Technology(テクノロジー)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)の教育分野を育成する「STEM教育パッケージサービス」は、課題解決型学習(Project Based Learning)を核として学習環境をトータルデザイン。次代のリーダーやイノベーターの育成に寄与することを目指している。
初等・中等教育向けの同サービスは、おもにロボット・プログラミングの学習活動支援と、思考力を評価する数理アセスメントプログラムで構成される。同社のロボット・プログラミング学習キット「KOOV」を利用し、専門講師(ファシリテーター)がワークショップを実施することにより、「アクティブ・ラーニング」の機会を創出する。
この教育パッケージサービスで学習後は、5つの思考回路分析に基づいた評価ツールを活用した数理アセスメントプログラム(Global Math Challengeなど)の受検により、思考力到達度を評価することができる。
また、Global Math Challengeの成績優秀者には、算数オリンピック委員会が主催する小学生向け算数大会「算数オリンピック大会」や、中学生向け数学大会「広中杯」「ジュニア広中杯」への参加も支援する。
聖光学院は、STEM教育パッケージサービスの検討段階から協力し、2017年度からの採用も決定した。聖光学院の工藤誠一校長は、「生徒たちがプログラミングという創造的な課題に取り組み、ロボットを動かす経験と学習を通じて、次代のイノベーターとしてのスキルを大きく伸ばし、社会に対してポジティブな変化を与えられるような人材が育つことを期待しています」とコメントしている。
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