凸版印刷とすららネット、新たな理科教材を開発
すららネットと凸版印刷は6月10日、資本業務提携に関する契約を締結。両社のノウハウを融合した対話型の理科教材の開発を開始する。今後は新たな理科教材の開発のほか、学習に関するデータ分析や海外のおける教材の共同販売などを進めていくという。
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
子どもたちの理科離れが進んでいると言われる現代。子どもたちが理科を好きになり、楽しいと感じられるような理科教材の開発が課題となっている。
理科離れ問題を解決するため、凸版印刷とすららネットの両社は、これまで提供していなかった理科教材の開発に関して事業の方向性が合致。今後は、子どもたちが「理科が楽しいと感じる瞬間」や「理科が解らなくなる瞬間」の分析を進め、凸版印刷の小学校向けデジタル教材開発のノウハウと、すららネットの対話型アニメーション教材開発のノウハウを融合した新たな理科教材の開発を行う。
そのほか、コンテンツの相互利用、学習ビックデータの解析、アジア地域をはじめとする海外での販売協力など、多岐にわたるテーマで連携していくという。
小学校向けの学習応援システム「やるKey」の開発を手がけた凸版印刷は、2017年4月には、2015年度からの実証研究を踏まえた小学校算数(3~6年生)教材の正式販売を開始している。すららネットはデジタル教材「すらら」を開発し、「すらら」に関連する教材の研究・企画・開発・販売を行っている。今回の資本業務提携契約の締結により、凸版印刷はすららネットの5.67%の株式を取得した。
《黄金崎綾乃》
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