宅配ボックス、子どもの閉じ込め事故に注意

 インターネット通販拡大や共働き世帯の増加などから、近年注目の集まる宅配ボックス。国民生活センターと東京消防庁では、子どもが遊んでいるうちに宅配ボックスに閉じ込められてしまう事故があることから、気温がさらに上昇する季節を前に特に注意を呼び掛けている。

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 インターネット通販拡大や共働き世帯の増加などから、近年注目の集まる宅配ボックス。国民生活センターと東京消防庁では、子どもが遊んでいるうちに宅配ボックスに閉じ込められてしまう事故があることから、気温がさらに上昇する季節を前に特に注意を呼び掛けている。

 東京消防庁によると、平成28年6月に7歳の子どもが友人とかくれんぼをしていて、マンションエントランス部分に設置された宅配ボックス内に閉じ込められる事故が発生した。また、遊んでいるうちに鍵がかかるなどして出られなくなった事例は、平成24年以降、東京消防庁管内だけでほかに3件が報告されているという。

 いずれも大事には至らなかったが、集合住宅などに設置されている宅配ボックスは人目に付きにくい場所に設置されている場合があり、長時間見つからずに放置される恐れがある。気温が上昇する夏に閉じ込められ長時間放置された場合は、熱中症などの重大事故に発展する可能性があるため、東京消防庁の公表資料をまとめた国民生活センターでは、子どもに事故の危険性を教えるとともに、宅配ボックスでは遊ばないよう注意することが必要だとアドバイスする。

 国民生活センターでは、子どもサポート情報としてリーフレットを作成。イラストを添えて、危険を呼びかけている。

《勝田綾》

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